黒にんにくについて

口臭は?

黒にんにくを食べても

口臭が気にならない

*にんにくのニオイについて勉強

にんにくの臭いの元はイオウ化合物と呼ばれる成分(アリシンという成分)

にんにくを食べると、胃で消化されて腸で吸収されて血液に乗って全身を巡ります。

その間も臭いを発しており、肺からの呼気や汗などを通して体臭として嫌がられています。

要するに、にんにくの臭いは成分が全て代謝されたり排出されるまで続きます。

(臭いが長く続く原因)

黒にんにくは臭わない?

その理由は熟成の過程にあります。

黒にんにくの熟成は高温・高湿度下で行います。

そのため、まず細胞が壊れアリインとアリナーゼが反応しアリシンが作られます。

アリシンは前述の通りあまり安定した物質ではありません。

熟成が進むに連れて他の成分へと変化していきます。

黒にんにくの場合は最終的にS-アリルシステインという無臭の成分へと変わります。

S-アリルシステインが凄い  

黒にんにくの熟成には2週間程かかりますが、はじめの数日はかなりの臭いを出します。

しかし、その後は段々と落ち着いていきます。

この時、にんにくの中ではアリシンが作られ、更にS-アリルシステインへと変わっていってくのです。

黒にんにくは熟成過程でその臭いを出し切っていると言えるかもしれませんね。

注意

黒にんにくが熟成してもニオイの元となる成分が全く消えてしまっているわけではなく、また熟成の度合いによってもアリシンの含有量は変化するため、一度に食べ過ぎるのはやめておきましょう。 

味は?

黒にんにくは「甘い」 

黒にんにくは、プルーンのように甘い

刺激的な生ニンニクの味とはずいぶん違います。

熟成すると刺激成分に変化が起こるからです。

熟成により黒にんにくには健康に良い特殊成分が生まれます。

それがS-アリルシステインです。

ニンニクが発酵すると刺激の元であるイオウ化合物が除かれて、黒にんにくの特殊成分である

S-アリルシステインが現れます。

これが、よりおいしくマイルドにしてくれるというわけです。

脳の老化と闘うS-アリルシステイン?

S-アリルシステインには、脳の老化に対して闘う力が認められているようです。

実際、東京大学名誉教授が書いた『認知症はこうしたら治せる』という本にも、そのことが書かれています。

S-アリルシステインがアルツハイマーとも闘うと書いてあります。

一日一片、毎日食べてるのが基本です。

白から黒

甘く変わる

「アホエン」って?

黒にんにくの最強は

「アホエン」

熟成黒にんにくのみ、アホエンは含まれています。

通常の生にんにくよりも、熟成黒にんにくのほうが、「頭が良くなる」と言われているのはこのためです。

黒にんにくのアホエンは、頭の回転も良くしてくれるアホエンの効果はまだまだあります。

アホエンは、脳の海馬の付近で、血流を増加させる働きがあることがわかり、

記憶力アップの他に、脳の血流が良くなることで、

「頭の回転が良くなる」という効果が見込めます。これもアホエンの効能です。

熟成黒にんにくを1日1片食べるだけで、

アホエンを適切に取り込むことができるので、

黒にんにくは、脳の回転にとってとても効率的な健康食品です。

黒にんにくは脳年齢が若くなるだけなく、記憶力が上がる効果が期待できますし、

それによって脳年齢が若くなり、血液がサラサラになる効果もあり、

血流が良くなることで美肌効果もあります(見た目年齢にも効果がある)。

肌のキメが整って、美しい外見をキープするといった見た目年齢を若く保つ、

アンチエイジングにも一役かってくれるのです。

「アホエン」の効能は未知の世界 

白の力って?

黒にんにくも

白の力がある

当然、黒にんにくはニンニクです。熟成前と同様のアリシン成分が含まれています。

◆ニンニクに含まれるアリシンという成分は、ビタミンB1と結びついて、アリチアミンという別の物質になり、体の中で元のビタミンB1と全く同じ働きをしています。脳や神経を安定させて正常な働きに導きます。

◆にんにくに含まれている他の成分も、赤血球をふやしたりコレステロール(血管の中の汚れ)を取り除いたり、血をサラサラにする働きがあります。(体が温まってくるのは、これらの働きで血行が良くなるからです。)

◆ぐっすりと眠れ翌朝さわやかに目覚めることもでき、疲労回復の手助けもする。

◆にんにくを食する事で、体が活性化し、その事がゆっくりですがダイエット効果にもなります。(内臓脂肪を除去する効果があることからダイエット成功後のリバウンドも防止効果も)

◆にんにくは肝臓にも有効に働き、肝数値が気になるという方や酔いやすい方、二日酔いの防止には非常にすぐれた素材です。

◆にんにくには強力な殺菌作用もありますので、インフルエンザや風邪、肝炎、0-157といった感染症の予防になります。これはにんにくの含有するアリシンの働きによるものです。

◆生のにんにくは胃壁を傷つけますが、加熱したにんにくを適量食べることによって逆に胃弱、胃潰瘍を改善するのです。

 黒にんにくでも刺激を感じる方はチーズに巻いて食べるなど、乳製品とのコラボが喜ばれています。

がん予防にも

にんにくは、ガンを予防する食品のトップになりました。

アメリカの「デザイナーフーズ計画」というガン予防に有効な食品を探す研究 で、にんにくが一番有効な食品だという結果がでたそうで